お金に何を求めるかで人生が大きく変わる。貯金兄弟を読んで感じたこと(読書感想)
前から読みたいと思っていた「貯金兄弟」。
アマゾンのカスタマーレビューの評価も良好だったため、ブックオフで購入しました。
お金との付き合い方が、正反対の兄弟の歩む人生をサスペンスドラマ風に描いた小説で、いっきに読み終わりました。
以下、振返り
①一流大学卒、大手広告代理店勤め、「浪費家」の兄
兄の宗一郎は、
・お金は、貯めるものではなく使うもの
・欲しいものを手に入れて、美味しいものを食べて、幸福感が満たされることに意味がある
という考え方の人物です。高い給与を得ているため、お金を際限なく使い、消費者金融にまで手を出す有様です。
お金を使うことには興味がありますが、老後資金、生命保険、住宅ローンなどお金に関する知識を学ぶことへの関心は低いです。
「高学歴」「高収入」と世間から羨ましがられるステータスですが、家計は火の車。いつ破産してもおかしくないような、はらはらした人生を歩んで行きます。
②高卒、消防士(公務員)、「節約家」の弟
弟の翔太は、
・お金を貯めることで「人生の安心感」を得たい
という考え方の人物です。大卒で零細企業に就職するよりも、高卒で公務員になったほうが、生涯賃金でははるかに有利だと考えます。
お金の勉強にも熱心です。兄の宗一郎や職場の上司・同僚などに、熱心に講義します。
ただし、お金にこだわりすぎるあまり、不気味な行動をとることがあります。(自動販売機の下で小銭を探すことを日課としたり、人間関係にお金は極力かけないなど)
リスクを可能な限り回避し、堅実に人生を歩んでいきます。
③お金への執着心は幸せを遠ざける
正反対の二人に共通するのは、お金への執着心がとにかく強いこと、
兄はお金に「自由」を求め、弟はお金に「安心」を求めます。
得られる結果は違えど、二人ともお金に振り回される人生を送ってしまいます。
④最後に
両極端な二人の人生を見て、やっぱりマネーリテラシーって大事だな〜って強く感じました。
お金に関する知識を持つことはもちろんですが、お金と健全な関係を築くことも同じくらい大切だと強く認識できました!
以上です!それではまた!