ライスワークとライフワークで人生の複線化を!(感想)『キャリア未来地図の描き方』
「キャリア未来地図の描き方」という本を読みました。(SNSで薦めてくださった方がいたので。。)
「ライフワーク」「ライスワーク」の二軸で自身の働き方(=生き方)をデザインしていくという著者の主張にとても感銘を受けた良書でした!
今後の人生戦略に大いに取り入れていきたいと思える考え方を学ぶことができました。
タイトルの通りキャリアに関する本なのですが、よくありがちな、「今の会社あるいは転職などでキャリアアップしていこう!」といった
「会社員としての自分」だけを対象とした限定的(一本道)なキャリア論の本ではありません。
職業だけにとらわれず、人生を複線化し、シナジーを働かせながら同時並行的に前進していく手法が紹介されています。
- 組織の「閉塞感」が苦しい。
- 将来が漠然と不安だ。
- パターン化された日々がつまらない。
といった人は状況を打破するヒントがきっと見つかることでしょう!
以下、簡単に振返りを、、(こげぱんの解釈が多く含まれてます)
①そもそも会社(組織)で働くってとても息苦しい
ムラ社会の日本では、就「職」というより就「社」する意味合いがまだまだ強いです。
そして、大なり小なり会社(組織)に所属すると、個人よりも組織の論理を優先させなければならないことが多々あります。
私自身も、会社で、明らかおかしいだろ!!と思っても、「今までがこうだったから。」「周りもそうしているから。」と言われ、無理にでも足並みを揃えなければならなかった経験があります。
サラリーマンは、自身の立ち位置(地位)や収入、家族の生活も含めて大部分を会社に握られているため、多くの不自由を受け入れなければならなくなります。
組織に所属することで、私たちは「閉塞感」と付き合っていかざるをえないのです。
「社畜」という言葉も、こうした不自由さや閉塞感から生まれたのでしょう。
②会社人生だけを軸にするキャリア論の限界
このような閉塞感が蔓延した場所で、私たちは、時には促され、また時には自発的に、自身のキャリアについて考えるようになります。
「自分は、現在所属しているこの会社(組織)でどのようなキャリアを積みたいか。」
「どうすれば今の会社(組織)で満足した職業人生が送れるか。」
そもそもこのような考え方が、「会社員としての自分」だけを対象とした限定的(一本道)なキャリア論なのです。
限定的なキャリア論だけで自身の人生を肯定的に描こうにも、現在は、様々な限界に直面することになります。
- 就職の限界
ライバル強すぎてそもそも条件の良い会社・良い職業なんか無理ゲー。
- 会社組織の限界
運良く入れた大手も厳しい。東電事故、シャープ買収なんて誰が予想できたの?
- 精神の限界
厳しい出世競争。うつ病で自殺する人だって年々増えている。
- 実力の限界
キャリアアップを志して転職するも、実力が足りなければどこも拾ってくれない。
- 退職後の限界会社でどんだけ偉くなっても、
退職すればただのお年寄りに。
などなど
要は、キャリア対する考え方をそのものを見直さないと、後悔して会社人生を終えることになるかもしれないということです。
③「ライスワーク」と「ライフワーク」で人生の複線化を!キャリ未来地図を描こう!
(参考)キャリア未来地図
「OR」のキャリアでなく、「AND」で行こうよ!
著者はそう提案します。2軸で整理された上図が筆者が考えた「キャリア未来地図」です。
- 本業はしっかりと続けること(ライスワーク)
- そして自分のやりたいことにも妥協しないこと(ライフワーク)
ライスワークで「労働」から「仕事」へ
ライフワークで「趣味」から「特技」へ
消費の領域から創造の領域へ
やりたいことを我慢して生きていく。今の仕事を辞めて、好きなことに専念する。
ではなく、
「ライスワーク」でやりがいを、「ライフワーク」で生きがいを追求していくのです。
2つの車輪を回すことで、人生をドライブします。
本書では、キャリア未来地図の具体例や、具体的な取りくみなどが紹介されていますので、興味ある人は一読をおすすめします。
④まとめ
- 「会社員としての自分」だけを対象とした限定的なキャリア発想はやめる
- これまでの「ライスワーク」にプラスして、「ライフワーク」を据え「一本道キャリア」を脱出する。
- 「ライスワーク」「ライフワーク」共に、消費行動から創造的活動にシフトしていく。
以上です!それではまた!