「お金を使えない」症候群には要注意!
こんばんわ!こげぱんです。
だいぶ前の話ですが、テレビでとある新婚夫婦が紹介されていました。
旦那は、なんと東大卒の官僚。
番組では、夫婦の馴れ初めから、互いに対する不満などのテーマでやりとりしていましたが、ふと気になったのは、旦那に対する奥さんの不満。
ぼろぼろの靴を何年もはき続けているとのこと(靴底が壊れている&臭いがひどい)。もっと「自己投資」してほしいという不満でした。
旦那さんが、ケチな人間なのかというと、どうも奥さんへのプレゼントにはお金を惜しまないようです。
東大卒の優秀な方ですので、おそらくですが、費用対効果を考えた結果なのでしょう。
つまり、新しい靴を買い替えることに対して得られるものが少ないが(別に履けないことはないため)、
奥さんにプレゼントを与えることは、奥さんの愛情、尽している幸福感など、かけたお金以上に得られるものが大きいのでしょう。
「ぼろぼろの靴を履き続けるのはいかがなものか。」といった議論は置いておいて、お金の使いどころにメリハリをつけているのは、良いなと思いました。
目的も何も無く貯金に励んでいたり、漠然とした不安感や、お金を使うことによる罪悪感に苛まれているのであれば、少し問題です。
そういった人は、「お金を使えない」症候群にかかっているのでしょう。
この症候群にかかると、人生の可能性がシュリンクしてしまう恐れがあるので注意が必要です。
①お金を貯めること自体が目的化してしまっている
お金に関する本で、私のバイブルの1つ「投資家が「お金」より大切にしていること」に以下のような言葉があります。
みなさん、お金を稼ぐ、お金貯める、お金を増やす、ということに対しては、並々ならぬ興味があるようです。
しかし、稼いだり、貯めたり、増やしたりしたお金を「どう使うか」ということに関しては、あまり語られません。
お金とはあくまで概念であり、誰かと何かを交換するための手段であるはずなのに、自分がお金を所有すること自体が目的になってしまっているかのような印象を受けます。(引用:投資家が「お金」より大切にしていること P17)
はっとさせられる指摘ですね。手段の目的化は、極端な視野の狭さを招きます。前の職場にも趣味が貯蓄の人がいました。
それはそれで構わないですが、人間関係などまでケチっている様子も見られて、ちょっともったいないな〜と思った記憶があります。
同じ収入レベルなのに、極端に貯金がある人は、ただお金を使ってこなかった結果です。(投資している場合は別)
何にお金を使わないか。代わりに何にお金を使うか。メリハリをもってお金と付き合っていきたいですね。
②とにかく将来が不安でお金が使えない
こちらも上記のバイブルから引用します。
大学で教えていても、多くの学生が、最初は自分の将来について暗いイメージを持っている。
(中略)
ダメな大企業の業績や、下落し続ける株価の話、崩壊寸前の年金問題など悲観的なニュースを、毎日イヤというほど見聞きしているのですから。
どんどん気持ちが沈んでいきます。
そして、日本の暗い未来が、自分の未来に連動するように感じてしまうのでしょう。(引用:投資家が「お金」より大切にしていること P229)
何も信じれるものがない、信じれるものはお金だけ!!となっているのです。
このような不安に対しては、以下の2点が対策として考えられます。
- お金について勉強して、マネーリテラシーを高める。
- 収入の複線化を図る
現代において、マネーリテラシーを高める必要性は、言うまでもないですね。
お金を稼ぐ、守る、増やす方法に加えて、お金と健全に付き合って行く方法も学ぶべきです。
上記の「投資家が「お金」より大切にしていること」(藤野英人)や、本田健シリーズはとてもオススメです。
③まとめ
- お金を使えない」症候群にかかっている場合は要注意!
- 自覚がある場合は、マネーリテラシーを高めること、収入の複線化を目指すべき
以上です。